スルガ銀行役員に善管注意義務違反、追加損失の可能性も(東京商工リサーチ)
9月7日、不正融資問題に揺れるスルガ銀行の第三者委員会(委員長:中村直人弁護士)は調査報告書を公表した。審査書類の改ざんや偽装に多くの行員が関与していたことを認定した上で、岡野光喜・代表取締役会長(7日付で辞任)ら一部役員の善管注意義務違反を認定した。 「過大な業績目標」と「過度のプレッシャー」 報告書では、シェアハウスを含む個人の不動産関連投資等に特化した「パーソナル・バンク」への業績依存により、審査が機能しなかったと断罪。シェアハウス向け融資では、スルガの一部行員と不動産業者の担当者に癒着があり、当該不動産業者を取引停止にしても、担当者が別法人を設立したり、ほかの不動産業者へ転籍し、「姿形を変えてスルガ銀行の前に現れてくる、いたちごっこの様相を呈してしまった」と結論付けた。 こうした状況は、「過大な業績目標の設定と達成のための過度なプレッシャー」が背景にあるとした。スルガの営業目標は、現場の意見を聴取しないトップダウン方式で作成され、現場の実態が勘案されない営業ノルマになっていたという。第三者委員会の聞き取りに対してスルガ行員は、「釣り堀に魚
声 明
2018 年 9 月 9 日 スルガ銀行・スマートデイズ被害者同盟 一同 この度、スルガ銀行・シェアハウス事件における第三者委員会の調査報告及び、スルガ銀行 の謝罪会見が 9 月 7 日(金)に開催されたことを受けて、私たちスルガ銀行・スマートデイズ 被害者同盟(以下、「被害者同盟」といいます。)から第三者委員会の調査報告書(以下、「本 件報告書」といいます。)についての見解、スルガ銀行の謝罪会見についての見解、スルガ銀 行への要求、そして金融庁への要望を声明いたします。 1.第三者委員会の調査報告書についての見解 まず、約 4 ヶ月にわたり、大変な調査をしていただいた中村直人弁護士をはじめとする、第三者委員会の皆様には感謝申し上げます。 本件報告書では、スルガ銀行・スマートデイズ被害弁護団(以下、「弁護団」といいます。) と被害者同盟が解明に取り組んできたスルガ銀行の詐欺的スキームが、白日の下に晒される事 となりました。スルガ銀行は、スマートデイズをはじめとするサブリース会社や不動産業者と 結託し、シェアハウスの販売を促進して融資を行っていまし
スルガ銀「行員が偽装に積極的関与」、第三者委が認定 最高幹部そろって退陣へ(弁護士ドットコム)
シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズが経営破綻した問題で、物件所有者(オーナー)に対する融資に際し、スルガ銀行の複数の行員が審査書類の改ざんを認識していたと言われる。この他にも投資用の不動産関連融資での不正が相次ぎ指摘されるなか、真相究明を進めていた第三者委員会は9月7日、「行員の一部が偽装に積極的に関与していた」と認定する報告書をまとめた。
第三者委の委員長は中村直人弁護士。5月15日に発足し、スルガ銀行の幹部や融資担当職員らへのヒアリングや資料調査を進めていた。
●「支店長も直接関与」
報告書(要旨)は「偽装を黙認した融資業務を行うことに多くの営業職員が関与し、かつ、一部では営業職員自らが偽装に積極的に関与していたものと認められる」と指摘。また、「所属長(支店長)レベルでも、一部の偽装行為については、そもそも所属長が直接関与していたことが認められる」として、責任が現場担当者レベルにとどまらないことを示した。
スルガ銀行は9月7日開催の取締役会で、一連の問題を防げなかった責任を明確化するため、創業家出身の岡野光
スルガ銀・不正融資“パワハラ横行”追及へ(日テレNEWS24)
スルガ銀行の不正融資について、第三者委員会は7日、日常的なパワハラで不正が横行していたにもかかわらず、経営陣が食い止められなかった責任を厳しく追及する見通し、 詳細は(日テレNEWS24) http://www.news24.jp/articles/2018/09/07/06403480.html #スルガ銀行 #スルガスキーム #かぼちゃの馬車 #詐欺事件 #スマートデイズ #ステップクラウド #スマートライフ
「本当にひどいですよ」開示請求に対し スルガ銀行(テレ朝ニュース)
スルガ銀行のシェアハウスを巡る不正融資問題で、被害者が銀行に改ざんされた資料の提出を求めましたが、重要な部分は開示されませんでした。
被害弁護団によりますと、不正融資についてはスルガ銀行から白紙の引き出し伝票を金額は空白のままで記載するように指示され、複数の販売会社などに勝手に振り込まれていたということです。スルガ側の説明では、金額の筆跡が違う引き出し伝票で約8600万円の融資額が全額引き出され、振り込み明細は1700万円分しか提示されず、動きの分からない残りの7000万円近くは「時間もなく、出せない」として開示されないケースもあったということです。
被害弁護団・山口広団長:「本当にひどいですよ。銀行でこういう手続きをするのはあり得ないんじゃないかと思います」 詳細は(テレ朝ニュース) http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000135413.html #スルガ銀行 #スルガスキーム #かぼちゃの馬車 #スマートデイズ #詐欺事件 #ステップクラウド #スマートライフ
スルガ銀、出金伝票でも改ざん 被害者弁護団が確認(日本経済新聞)
シェアハウスを巡る投資トラブルで、スルガ銀行で融資を受けた所有者の出金伝票が改ざんされていることが3日、わかった。被害者弁護団がスルガ銀の横浜東口支店を訪問し、書類を確認した。所有者本人は知らずに他人の筆跡で不正に引き出し金額を記入した伝票が複数あったという。現金は販売会社に渡っており、不透明な資金の流れが問題となりそうだ。 弁護士とシェアハウスの所有者16人が参加し、出金伝票などを確認した。伝票は融資を受けた際に金額などを空欄のまま署名してスルガ銀行に提出していた。しかし、実際に伝票を確認すると他人の筆跡で出金額を記入していたケースが複数見つかったという。引き出された資金はシェアハウスの販売会社に渡ったとされるが、実際の資金の使途や経路は明らかになっていない。 シェアハウス融資を巡っては、スルガ銀行の行員が販売業者による書類の改ざんを知りながら融資していた実態が明らかになっている。 詳細は(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34915080T00C18A9EE9000/ #スルガ銀行 #ス