スルガ銀が株主総会=企業統治改革案諮る(JIJIドットコム)
スルガ銀行は26日、本店を置く静岡県沼津市で株主総会を開いた。投資用不動産融資の不正問題を踏まえたガバナンス(企業統治)改革として、外部から大手企業幹部を経営陣に招く取締役選任案を提案。監査等委員会設置会社への移行と併せて承認を得たい考えだ。選任案では、佐川急便親会社のSGホールディングスの嵯峨行介取締役らが候補に挙がっている。 総会の冒頭、株主の一人が「なぜ、あなたがそこにいるんだ」と有国三知男社長を指弾。有国氏を相手取り、損害賠償を求めて株主代表訴訟を起こした原告とみられ、これをきっかけに「辞めろ」などの怒声が飛び交う中、有国氏の陳謝の言葉はかき消された。物々しい雰囲気に包まれて議事は進行し、有国氏は「コンプライアンス(法令順守)を徹底し、業績回復を図る」と今後の事業方針を説明、理解を求めた。
スルガ銀にとっては、昨年10月に金融庁から6カ月間の一部業務停止命令を受けてから初の総会。この問題で2019年3月期連結純損益は971億円の赤字に転落し、配当も見送った。株価は問題発覚前と比べ約6分の1の400円前後に低迷しており、株主からは「有国
【検証エコノミー】相次ぐ地方金融機関の不正 「森チルドレン」凋落(産経新聞)
地域金融機関の不祥事が相次いでいる。 特に不正融資が問題となったスルガ銀行(静岡)や、「第2のスルガ銀」とも揶揄(やゆ)される信用金庫大手の西武信用金庫(東京)は、金融庁の森信親前長官が「優等生」としてお墨付きを与えた“チルドレン”。事業の核に据えた投資用不動産向け融資で過剰な成果主義がずさんな融資審査を野放しにした。ただ、厳しい経営環境下で自助努力を怠れば生き残りが難しいのも事実で、進退窮まった地方銀行を糾合する構想も浮上している。 「成長経済だった日本は円熟・衰退へと向かう変革期。小が大に勝てる絶好のチャンスだ。攻めの経営に転換しなければならない」 平成28年11月8日、西武信金の落合寛司理事長(当時)は東京・大手町で開かれたフォーラムでこう強調した。熱弁を振るったのは金融庁長官(同)の森氏が基調講演を行った直後だ。 絶頂期は2年半後に暗転した。今年5月24日、金融庁の業務改善命令を受け常務理事から理事長に昇格した高橋一朗氏は、「落合は本日付で今回の一連の内部統制の不備等に責任を感じ、自ら退任した」と絞り出すように説明した。過去の入居実績や投
スルガ銀・西武信金不正 地域金融、成果主義で歪み(sankeiBiz)
地域金融機関の不祥事が相次いでいる。特に不正融資が問題となったスルガ銀行(静岡)や、「第2のスルガ銀」とも揶揄(やゆ)される信用金庫大手の西武信用金庫(東京)は、金融庁の森信親前長官が「優等生」としてお墨付きを与えた“チルドレン”。事業の核に据えた投資用不動産向け融資で過剰な成果主義がずさんな融資審査を野放しにした。ただ、厳しい経営環境下で自助努力を怠れば生き残りが難しいのも事実で、進退窮まった地方銀行を糾合する構想も浮上している。 「成長経済だった日本は円熟・衰退へと向かう変革期。小が大に勝てる絶好のチャンスだ。攻めの経営に転換しなければならない」 2016年11月8日、西武信金の落合寛司理事長(当時)は東京・大手町で開かれたフォーラムでこう強調した。熱弁を振るったのは金融庁長官(同)の森氏が基調講演を行った直後だ。 絶頂期は2年半後に暗転した。今年5月24日、金融庁の業務改善命令を受け常務理事から理事長に昇格した高橋一朗氏は、「落合は本日付で今回の一連の内部統制の不備等に責任を感じ、自ら退任した」と絞り出すように説明した。過去の入居実績や投資
スルガ銀行関与「デート商法」訴訟 疑惑の「営業部長」&社長を連続直撃! 原告代理人「明らかな投資詐欺」(ZAKZAK)
損害賠償訴訟の原告代理人を務める加藤博太郎弁護士は「(第三者に)銀行から不正にお金を引っ張らせて、そのまま逃げる明らかな投資詐欺だ。コーポレート社社長は、『営業部長』と関係はないと話しているようだが、全く同じデザインで『営業部長』という肩書の名刺も持っていて、一切関係がないと思えない」と指摘する。 加藤氏によると、配当が止まっている投資者は20人を超え、10人ほどの投資者が相談に来ているという。近く集団提訴も考えており、数人の投資者は警視庁に被害を相談もしているという。 スルガ銀行広報部は訴訟について「個別の事案で、コメントは差し控える。今後の対応については現在調査中」と回答している。 詳細は「ZAKZAK」 https://www.zakzak.co.jp/eco/news/190612/ecn1906120002-n3.html #スルガスキーム #スルガ銀事件 #スルガ銀行 #詐欺事件