スルガ銀行「不正融資」の謎
- SS被害者の会
- 2018年4月23日
- 読了時間: 3分
一連のシェアハウス等の物件(1棟アパートも含む)へのスルガ銀行の不正融資について、次から次へと新たな事実が明るみになってきているが、それでも分からなかった事がある。
それは何故、スルガ銀行は異常なまでに値が吊り上げられた物件に対し、個人相手に億単位の金額を融資したのかという事だ。
つまり、その動機である。
スマートデイズのやり方ではいずれ破綻する。それはガヤルド、サクトの例をみれば明らか。
サブリース破綻後にオーナーが頑張って運営しても、実勢価格の倍近くで売買された物件では長くは続かない。
遅かれ早かれ破産になる。
そんな事は、銀行員なら予測できたし、詐欺に加担していた銀行は最初から分かっていた。
何故、そんな危険な物件に融資したのか?
①成績を上げるためか?
②ノルマを達成するためか?
③何らかの形で銀行員にキックバックがあったか?
④???
上記3つはあったと思われる。
いずれにしても、債務者が破産してしまえば、銀行に損害を与え、ひいては預金者や株主にマイナスの影響を与えることになる。
それがわかっていながら何故融資を続けたのだろうか?
融資を通す為なのだろう、私の通帳も改ざんされていた。
2500万円もの謎の金が振り込まれ、引き出されていた。
私だけでない、ほとんどのオーナーは通帳を偽装されていた。
報道にあるような通帳の原本確認を怠った「ずさんな融資」ではなく、最初から「偽造を知っての融資」だったと確信している。
これは「不正な過剰融資」だ。
今回の被害者が、属性が高いサラリーマン等だけに集中しているのは何故か?
属性が高いといっても、億単位の借金はサブリース保証がないと返せない、収益性に問題のある物件であった。
それくらい貸す側もわかっている。では、スマートデイズが破綻した後は、資産があれば身ぐるみ剥がすつもりだったのか。
「普通の考え」なら、身ぐるみ剥がしても、借金の全てをカバーする事は厳しい。
となると、銀行は損をする。損失を知りながら、偽装された残高を根拠に融資したのであれば、立派な罪である。
「普通の考え」なら、700人もの被害者がいるのだから、担当者以外でも気づいていただろう。だから金融庁が入った。
役員の関与が疑われると。
行員のだれか「ヤバイぞ」と言わなかったのだろうか。
実に不可解な銀行である。
いや、違う。
「普通の考え」を持った銀行ではなかったと
以下はある被害者が銀行から提示された金利見直し案である。
金利1.8%、半年後見直し、30年間利息支払いのみ、元本を30年後に一括返済。
テールヘビーなどとは言えないとんでもない人殺しの提案。
30年後に土地建物不動産売却し、残債は本人が被る事になる。
30年後の土地建物価格となると、土地は不明、建物は0円に等しい。
30年間利息だけを吸い取られて、老後に数千万円の借金だけが残る地獄の提案。
この状況下で出してきたスルガ銀行が出してきた提案。
スルガ銀行は「普通の考え」を持った銀行ではなかった。
このスキームが破綻しても、こうやって汁を吸い続ける事を最初からやろうと思っていた。
なので④の???は最初から「破産させないで、最後まで高い利息だけ取る計画だった。」と思う。
だから高属性のサラリーマン等だけを狙った。我々はまんまと銀行にはめれらたのだ。
30年間スルガ銀行の奴隷なんか真っ平ごめんだ。
だから戦う、我々は勝利を勝ち取る時まで!
取り戻そう!平穏は日々を!!
まだ被害者同盟を知らなかった被害者の方、我々の仲間に入って一緒に戦いましょう!!
by ズンダマン
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