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<スルガ銀>第三者委が調査し残した行員の金銭授受疑惑(毎日新聞)


スルガ銀行による不正融資問題で、第三者委員会が9月7日に公表した調査報告書は、さまざまな制約で調査を突き詰めることができなかった案件を「疑惑」として記載している。その一つが不動産関連業者から銀行員が金銭を受け取っていた疑惑である。詳しく説明しよう。【毎日新聞経済プレミア】  金銭授受が疑わしい案件として、調査報告書は「交通費名目」「キックバック」をあげている。シェアハウスや中古マンションの購入者への融資業務に携わっていた行員99人に対するアンケート、それに第三者委員会とは別にスルガ銀行のコンプライアンス部が行った行員41人に対するヒアリングで浮かび上がったものだ。  まず「交通費名目」。スルガ銀行は静岡県沼津市に本店があり、同県、神奈川県、東京都に支店が集中している。ただ、支店が置かれていない地域の案件も、不動産業者の仲介を受けて融資していた。案件は全国に広がっていた。  ◇ファミレスで億円単位の融資契約  支店のない地域に住む購入者に融資する場合、行員がその地を訪れ、ファミリーレストランで契約手続きをする「出張契約」を頻繁に行っていた。その際の行員の出張交通費に関しては行内に規定がなく、不動産案件を扱う業者が行員に個人的に支払うルールが定着していたという。  融資契約は数千万円、ときには1億円といった金額だ。3000万~4000万円の一般的な住宅ローンでも、支店の一室で緊張しながら判子を押すものだ。巨額の融資契約をファミリーレストランで行っていたこと自体、異様と言える。行員の交通費は本来なら銀行が経費処理すべきものだ。  そして、第三者委員会は、業者側が交通費名目でそれ以上の金額を行員に支払っていた疑惑を指摘する。デジタルデータの分析調査で、「1、2万円と思ったら引くほど入っている」「○○(行員名)ががんばるわけだ」といった内容のメールが発見されたのである。

詳細は(YAHOOニュース)

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