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「銀行の体をなしていない」スルガ銀ローンの“惨状”(毎日新聞経済プレミア)

 スルガ銀行の「一棟収益ローン」と呼ばれる不動産融資は、なぜ「正常先債権」がたった17%という事態に陥ったのか。不動産融資に詳しいある銀行員は「融資の審査がずさんだったというしかない。正常先が17%というのは、銀行の体をなしていない」と話す。

 「一棟収益ローン」は、賃貸マンションやアパートを投資として購入する人に、費用を融資するものだ。スルガ銀行は一棟収益ローンの融資残高が1兆1619億円あり、その債務者区分について、「正常先」1995億円▽「要注意先」8515億円▽「要管理先」655億円▽「破綻懸念先」267億円▽「実質破綻先・破綻先」187億円――と発表した。

 最も多額の「要注意先」はどんな融資先なのか。スルガ銀行はその大半が、返済は滞っていないものの、融資先物件の収支がマイナスだったり、収支状況を確定申告書で確認できなかったりするものだと説明した。そして、「一棟収益ローン」の融資先物件のうち2割程度は、入居率が80%以下であることも明らかにした。

 スルガ銀行の説明をわかりやすく解説する。「物件の収支がマイナス」は、入居者から受け取る賃貸料収入から、返済資金、管理コストなどを差し引くと“赤字”になっていることを指す。空室が増えて賃貸料が減り、赤字部分は購入者が自腹で穴埋めすることを迫られている。

詳細は「経済プレミア」

https://mainichi.jp/premier/business/articles/20191121/biz/00m/020/002000c

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