スルガ銀行の筆頭株主にノジマ…同族支配から逃れられるか(日刊ゲンダイ)
- SS被害者の会
- 2019年11月6日
- 読了時間: 1分
「単に経営権が岡野家から野島家に移っただけではないのか」。金融筋の間ではこんな皮肉も漏れる。 投資用不動産向けの巨額不正融資事件に揺れるスルガ銀行は、創業家の岡野家やそのファミリー企業が保有している同行の全株式(議決権ベースで13・52%)を家電量販大手のノジマが29日付で取得したと発表した。創業家ファミリー企業に対する融資433億円についても株式や不動産売却収入を原資として2019年度中に全額返済を受けることで合意。「創業家との関係解消で当行の業務運営は大きく前進する」としている。ノジマによる株式取得価格は約141億円。同社は今春、スルガ銀と業務提携するとともにスルガ銀株を4・99%取得している。今回の追加取得で発行株の18・52%を握る筆頭株主に躍り出る。 スルガ銀では18年シェアハウスなどの投資用不動産向け融資で審査書類の改ざんや契約書の偽造といった不正行為の横行が発覚。疑わしき案件も含め不適切融資の総額は1兆円超にも及んだ。 詳細は日刊ゲンダイデジタル
最新記事
すべて表示通勤する人々が通りを行き交う1月12日の早朝、東京・日本橋のたもとの交差点で1人の男性がマイクを握った。周りに立つ100人余りの人々が「不正融資の早期解決を!」と書いた旗を掲げていた。 「私はスルガ銀行の『かぼちゃの馬車事件』の被害者です。2億円近い不正融資で地獄を味わいま...
スルガ銀不正融資の今(1) 東京・霞が関の中央官庁街の一角、東京地裁に、司法記者クラブの会見場がある。今年4月半ば、その会見場で1人の女性が十数人の記者を前にマイクを握りしめていた。 その記者会見は、スルガ銀行の不正融資の「被害弁護団」を率いる河合弘之、山口広両弁護士らによ...
スルガ銀行のシェアハウス向け不正融資問題を巡り、債務者404人と同行の民事調停が4月19日に成立した。調停を申し立てた債務者の弁護団が同日、東京都内で記者会見し明らかにした。団長の河合弘之弁護士は、「4年あまり取り組んできたシェアハウス問題は全て解決した」と述べた。...
Comments